マンション購入記その3
前回までのあらすじ
「モデルルームに行ってみたもののよく分からず帰ってきた」
モデルルームに行った事を婚約者(のちの妻である)に伝えたところ、今度私も行ってみたい!とまぁ当然といえば当然なのですがこのように言われたからには連れていくしかないって事で、あえてアポを取らずに再度モデルルームへ行ってきた。
そしたら前回のなんだか分からないオッさんじゃなくて少し若めのやる気(売る気)マンマンのそんなに爽やかでもイケメンでもない男性が接客してくれました。
またアンケートのくだりになったのでそこは以前に書きましたよってな具合で前回の経緯を説明。
今度はすんなりモデルルームに案内してもらい興奮気味の婚約者に「アレもコレもオプションなんだって」なんて事を知ったかぶっていたら、イケメンじゃない彼は、自ら「ここはこういうのもオプションになってまして、実際はこんな感じになります。ちなみにこのオプションはいくらいくらでこの辺りなんかはオプションじゃなくて引き渡し後にご自分で業者に依頼した方が全然安いですよ」と、結構なんでもハッキリと話すタイプで話しやすい。
で、実際の残ってる部屋と申し込みの状況を聞いたところ、要は1番高いところや1番安いところ、最上階や1階、角部屋など価格帯も部屋の位置的にも端の方から売れて行ってて中間層の部屋(マンションの構造上中間層の部屋が数も多いし)はまだ空きがありますとの事。
よくある部屋番号が書かれてるボードにご成約の花がついてるヤツでみるとおおよそ20部屋くらい空いてそうだったけど、そのうちの15部屋くらいは申し込み済みで今回の第4期販売が終わると同時に申し込みが重なった部屋とかはほかの空いてる部屋を勧めたり抽選になったりするらしい。
ってことは早い者勝ちってワケじゃないんだねこういうのって。
営業さん曰く、「その抽選が終わってからも実際に契約者様がローンが下りなかったりしてキャンセルになる事もあるので調整が難しいんですよ、キャンセルになったらすぐに抽選漏れた方に勧められるようにしたいんです」
あ、なるほど、だから前回の担当者はとりあえず申し込みしてくれって言ってきたのか。
たしかに早い者勝ちにして「はい完売しました」ってなったらお客さんも諦めて他の物件探しだすからね、そうなってからキャンセルが出るよりギリギリまで引き伸ばしてから外れた人がキャンセル待ちに飛びつく可能性は高いもんね。
うーんなるほど、よくできてるね。
でも俺もこれで申し込み入れて抽選とかになるのなんか嫌だなぁって思ってたら閃いた。
「あのさ、キャンセル理由ってローン審査が下りないってのが理由なんだよね?」
「はい、他の理由の方も稀にいますけど殆どがローン関係でのキャンセルですねぇ」
「んじゃさ、もし俺が今申し込みも入ってない部屋を現金一括で買うとしたら確実に押さえてもらえるん?」
彼は少し上の人間と相談すると言ってた引っ込み、上の人間らしい人と戻ってきた。
「お客様、現金ご一括でお支払いとの事ですが、もしそうならば規約には無いのですが現在申し込みの入ってないお部屋でしたら確実に押さえます」
って事で、立地的にもマンションの規模的にも俺も婚約者も気に入ったのでその場で購入を決めちゃいました。
翌日にすぐ手付金を500万ほど振り込む事を条件に交渉(裏取引?w)成立。
購入したマンションと部屋については次回に続きます。
つづく